中邨 早希
プロフィール
氏名 | 中邨 早希 / NAKAMURA Saki |
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所属 | 外国語学部 現代英語学科 |
職名 | 特別任用講師 |
専門分野 | アメリカ文学 |
最終学歴
- 2014年3月 広島大学文学部人文学科 卒業
- 2016年3月 広島大学文学研究科欧米文学?言語学専攻博士課程前期 修了
- 2017年3月 広島大学文学研究科欧米文学?言語学専攻博士課程後期 退学
取得学位
- 修士(文学、広島大学)2016年
所属学会
- 九州英語教育学会(KASELE)
- 九州アメリカ文学会(KALS)
研究活動
これまでは文学研究と英語教育研究を融合させ、文学教材をリーディング指導に活用する指導法を検討してきました。
過去文学作品はリーディング教材としては難解すぎるとされてきました。しかし、文学作品の教材としての使用を回避し続ければ、偏った英語力を養成することになるのではないかと懸念が表わされ、文学教材を再評価する声も上がっています。そこで、指導後の学習者の反応を分析した実践研究を行い、文学教材の可能性について明らかにすることを試みました。
今後の研究課題としては、リメディアル教育における協同学習を用いた英語ライティング指導の検討を行いたいと思っています。
近年大学には多様な特性を持つ学生が入学していることもあり、リメディアル教育のニーズがこれまで以上に高まっています。しかしライティングにおけるリメディアル教育は、基礎指導?文法指導に終始することも多く、即効性を求めるがゆえに学生の興味を引くことができているかまで十分な検討ができているとは言えない状況にあります。アウトプットを重視しつつ学生の英語学習への意欲を高める協同学習を用いたライティング指導を検討したいと考えています。
教育活動
担当科目
Grammar in Writing、Reading、English Seminar (TOEIC)、基礎演習Ⅲなど
教育方法?内容の工夫
学生の学習活動が授業の中心となるよう心がけています。学生の「面白い」という気持ちが授業外学習に繋がるよう、授業では学習のきっかけづくりを意識しています。
その他特筆すべき事項
留学生対象の国際交流授業「多文化国際協力演習Ⅰ」実施:留学生と日本人学生の共同授業の担当。長崎の観光地における現地フィールドワークを通して長崎の観光について学ぶとともに、国際交流を図りました。グループワークを多く取り入れ、学生自身が学び発見する授業を心掛けました。
主要研究業績
主要論文
- “Scarlett O’Hara and the Representation of Noblewomen in Margaret Mitchell’s Gone with the Wind”『風と共に去りぬ』における貴婦人(Lady)とスカーレットの表象、2014
- ”The Representation of Noblewomen in Henry James’s Last Three Novels; In Comparison with The Portrait of a Lady” ヘンリー?ジェイムズ後期三部作における貴婦人の表象:『ある婦人の肖像』との比較において、2016
- 「文学教材を用いたReading 指導の検討―学習者の反応を中心に―」『長崎外大論叢』第25号、2021
社会活動
- 企業向け接客英会話講座実施(長崎県「たのめる講師」事業)