辜 知愚
プロフィール
氏名 | 辜 知愚 / GU Zhiyu |
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所属 | 外国語学部国際コミュニケーション学科 |
職名 | 講師 |
専門分野 | 中国近現代文学?ジェンダー研究 |
最終学歴
- 2012年6月 浙江工商大学杭州商学院日本言語文化学科卒業
- 2016年3月 大阪府立大学人間社会学研究科人間科学専攻博士前期課程修了
- 2022年3月 奈良女子大学人間文化総合科学研究科比較文化学専攻博士後期課程修了
取得学位
- 修士(人間科学、大阪府立大学)2016年
- 博士(文学、奈良女子大学)2022年
所属学会
- 中国文芸研究会
- 関西中国女性史研究会
- ジェンダー史学会
- 日本中国学会
研究活動
私の研究のグランドテーマは、中国の近代化とジェンダーの変容です。現在進行しているプチテーマは、近代中国における「女性文学史」の創出と展開です。1910年代~1930年代の中国で刊行された女性文学史の著作を研究対象としています。「女性文学史」の創出という事象は、中国近代における「女性」の発見と、近代的「文学」概念の形成を反映するものだと考えています。この研究は、私たち現在の文学観を相対化し、問い直そうとする試みでもあります。
教育活動
[教育方法?内容の工夫]
音楽やドラマなど、多様な学習アプローチを用いる中国語の授業作りを探索しています。また、学生の個性を活かすような指導法を心がけています。
主要研究業績
著書
- 『恋恋紅塵:中国の都市、欲望と生活』(共訳)東方書店 2018年
- 『野草増刊号 中国20世紀自伝回想録解題集』(共著)中国文芸研究会 2022年
主要論文
- 「魯迅に罵られた女:楊蔭楡像の変遷」、『叙説』44号、1-21頁、2017年
- 「「父の娘」が紡ぐ自分語り:楊歩偉『一個女人的自伝』における生家のイメージ」、『人間文化研究科年報』35号、13-22頁、2019年
- 「中国における「婦女文学史」の登場:謝无量と梁乙真を中心に」、『叙説』47号、337-350頁、2020年
- 「女性文学史の困難:譚正璧『中国女性文学史』を例にして」、『野草』105号、147-169頁、2020年
- 「久保天随の中国「女流文学」史観:謝无量と梁乙真の女性文学史からの受容」、『叙説』50号、73-93頁、2023年
学会発表
- 「父の娘:楊歩偉『一個女人的自伝』について」、関西中国女性史研究会例会、2017年2月
- 「1910 年代民族國家間碰撞下女留學生的跨界體驗:解讀楊步偉自傳中留學體驗的書寫」、国際研討會「世界史中的中華婦女」(中央研究院近代史研究所)、2017年7月
- 「楊歩偉の自伝における留学体験」、中国文芸研究会例会、2018年3月
- 「新知識體系下的傳統建構:20世紀早期的婦女/女性文學史實踐」、「跨界的性別史研究:理論與實踐」工作坊(中央研究院近代史研究所)、2020年10月